2001.02.10〜12 雪中キャンプは楽しいなあ
いつもは眠たい目覚まし時計も、今日は一発起床(笑)。夕べのうちに積み込みは終わっていたので5時過ぎには出発。さすがに中央高速も首都高速もガラガラで結構早くに佐野SAに到着。待ち合わせは那須高原SAだけれど一つ手前のここで朝御飯を食べることにした。ゆっくり朝御飯を食べて休憩をし、那須高原に向かう。少し早めに着いたが、mIKEさんがすでに来ていた。立ち話をしているウチに予定のメンバーがそろう。さてさて、と、羽鳥湖を目指す。白河ICで下りて山に向かう途中の田圃が真っ白で今年の雪の多さが分かる。僕は今年は新しいスタッドレスタイヤを履いたので、チェーンは持参したが最初からノーチェーンで峠を越える予定である。チェーン着脱場に着いたが、まだこのまま行けそうだと言うことで先頭のmIKEさんが『このままいきます!』と無線で連絡してきた。『はいはい』と返事をして、ものの500mも走らないウチに路面は完璧なアイスバーンになってしまった。急遽路肩に車を止め、mIKEさんとSHIMAさんがチェーン装着。後続部隊のテールさん達が追い抜いていってしまった。なんとかチェーン装着も終わり、後を追う。途中増し締めをしたりして、ようやく<羽鳥湖レジーナの森キャンプ場>に到着。 チェックインを済ませ、早速STを立て、各自のテントも張った。今年は雪が多いので、テントを立てるのもなかなか大変である。雪を踏み固めようとスノーノーブーツで始めたが気温が低いこともあってなかなか固くならない。しょうがないんで、比較的締まった雪の上にブルーシート・ダンボールをひいてテントを張った。ペグはほとんど利かないけれど、おまじない程度に4本打つ。STでコーヒーをのんで一段落してからイグルー作りが始まった。雪のブロックを切り出し、それを積んでいく。壁の部分はうまく積めるのだけれど、屋根の部分がなかなかうまくいかない。いろいろと何度かチャレンジしたのだけれど結局屋根が出来ず、イグルーは断念(^^;;;。一方、子供達は除雪した雪が固まっているあたりをスコップで掘り始め雪
あれこれ遊んでいるウチに夕ご飯の時間である。今日はテールさんが豚カツとエビフライを揚げてくれることになっている。食材を提供し、料理は全部お願いしてしまった。揚がった豚カツを使ってソースカツ丼を食べた。これが美味い!(笑)。テールサンの揚げる豚カツを食べるのはこれで3度目なのだけれど、実に実に美味い!。mIKEさんのラーメンとテールウォークさんの豚カツでお店をしたら繁盛するのではないだろうか、と真剣に考えてしまった(^^)。お腹一杯食べた。
食後のコーヒーを飲みながら話を話をしているウチに、今朝早かったということもあるがすぐに眠くなってしまった。一足お先にテントに入った。外気温は−4度ほどでそれほど寒くはない。寝袋にくるまってホアっと暖まってくるとあっというまに眠ってしまった。
今日はゲレンデスキー組が9時のバスでスキー場に向かうのでなんだか慌ただしい朝である。ワー!と朝御飯を食べ、スキー組は出かけていった。僕と滋、コニタンとよっちゃんはクロスカントリースキー、テールウォークさんはスノーシューを借りて林の散歩に出発。エッチャンとりえさんはお留守番である。 今年は雪が多いので湖の周遊コース以外にいくつかのコースが出来ていてバリエーションが豊富である。コースを途中ではずれ、丘をのぼり林の中に入っていく。晴れた日の林を歩くクロカンは実に爽快である。空の青さと雪の白さと林に落ちた木の影がくっきりと鮮やかで、なんともはや至福の時間である。夏の間ならとても入り込めないような林がすべて遊びのフィールドに様変わりしている・・・・・・、うん、これは究極の冬の遊びかも知れない(^^)。動物の足跡(うさぎかな?)を見つけ、その後を追いながら林の中をドンドン歩いていき、テールさんがついにウサギの巣を発見した。 一休みしてコーヒーでも入れようかとザックの中をのぞくと、なんと!コッヘルを忘れてきてしまった(^^;;;。水やバーナー食料など重たい思いをしてせっかく背負ってきたのに、残念!
2時間ほど林を歩いてテントサイトに戻ってきた。お昼ゴハンを食べ、ビールを飲んだらどうにも眠くなってしまって、テントの中で昼寝をした。キャンプに出かけて、この、テントで昼寝をする時間というのも至福である(笑)。昼寝から起きたら、テールさんエッチャン、りえさんはSTの中を綺麗に片づけテントサイトまでの雪の階段を整備し、ぜ〜んぶ、綺麗にして置いてくれていた。STの中が随分スッキリと広くなった(^^)。コーヒーを飲みながらゆっくりとした時間を過ごした。 夕方近くになり、そろそろスキー組が帰ってくる時間が近づいてきた。スキー組はお腹を空かせて帰ってくるだろうからと今日の晩ご飯であるすき焼きを作って置いてあげることにした。さっそく僕は飯炊きである(^^)。なんといっても30人分からのゴハンとすき焼きである。半端な量じゃない。テールサンはダッジオーブンでまるまる2杯分のすき焼きを作り、僕は1升4合のご飯を炊いた。さすがにすき焼きは、鍋をグツグツ言わせながら食べるということは不可能なので、特大のスープストックを入れる鍋からよそって食べて貰うことにした。ただし、僕ら<居残り組炊事班>3人は勝手に特権を作り、スキー組全員の食事が終わったあと、3人で七輪にかけた小さな鍋をグツグツ言わせながらつっつくという幸せに預かった(笑)。これはこれで、とても幸せな気分であった(笑)。
ご飯の後、温泉に入りに行く。昨日と違って吹雪き模様である。露天風呂にテールさんと入っていたら頭に雪が積もってしまった(^^)。お風呂から上がり、お約束の焚き火をしているウチに、また眠くなってしまった(^^)。『お先に』といってテントに潜り込み、寝袋に入った。テントに当たる粉雪の音がサラサラ、サラサラと聞こえ、この音を子守歌に眠りについた。
目が覚めてテントのジッパーを少し開けてみると、吹雪模様である。今日は一番に起きだして、まずは寝袋その他テント中をすぐに運び出せるように片づけた。早速焚き火をする。昨日のウチにマキを買ってきて置いたので、それを手斧で細かく割る。スクリーンテントの中の焚き火なので、焚き火台を使うとは言え、完全燃焼させないと煙が充満してしまうからだ。売店で売っている乾燥させたマキは細かくして完全燃焼させると、思ったより煙が出ないものだ。ただ、すぐに燃えてしまうので、まるで護摩焚きをしているようである(^^;;;。燃え上がった焚き火にあたっているとテールさんがコーヒーを入れてくれた。朝のコーヒー、特にこんな寒い日の朝のコーヒーは格別である(^^)。 話を聞くと、マサキ、ヤスタカ、タカユキの中高生トリオは昨日掘った雪洞で寝たらしい。早速見に行ってみる。いるいる!3人ともまだぐっすりと寝込んでいた。雪洞の中は思ったより暖かく、入った瞬間にほわ!とした感じがする。う〜む、残念。僕らがやろうと思っていたことを、子供らに先を越されてしまった。来年はぜひ、雪洞で寝たいものだ。 バラバラとみんな起きだし、昨日の残ったもので朝御飯を食べる。キャンプに行くと、この、食べることが実に楽しく、また、何を食べても美味しいものだ。食後のコーヒーをゆっくり楽しみ、さ〜て、という感じで撤収の作業に入る。車に積もった雪を箒で落とし、寝袋を車に運び、テントをたたむ。いつものキャンプの朝の風景ではあるけれど、吹雪の中であるというのがちょっと違うところ(^^)。なんやかんやと撤収作業も終わり、みんなで最後に温泉に入っていくことになった。僕は疲れていたのでパスして、2階の座敷で待っていることにした。外はまだ若干の吹雪である。窓の下には雪を割って川が流れている。いかにも魚がいそうである。「よし、今年は釣りにもいくぞ」と密かに決心(^^)。 最後に白河の町でお昼ゴハンを食べ、家路についた。楽しい、楽しい、雪中キャンプだった。何とも言えない充実感が体に残っている。気心の知れた仲間達との充実した時間、自然にくるまれた安心感。これだから、キャンプはやめられない。みんな、ありがとう。 |