2000.1月12日(土)〜14日(月)    富士山を独り占め


☆1月12日(土)  

少し寝坊して、ゆっくり起きだす。昨日の夜書けなかった日記をアップして、2人に『んじゃ、行って来るね』と声をかけて、本栖湖に向かう。中央道は思ったより混雑もなく、順調に走った。大月のジャンクションで分かれ、そういえば随分と富士五湖方面には来て居ないなぁ・・・と思いながら車を走らせる。前回のオヤジソロの時以来だから、まる2年くらいは富士五湖でキャンプをしていないことになる。昔は河口湖、西湖、本栖湖と良く出かけていたが、なんだか足が遠のいていた。

河口湖ICのそばのスーパーでゆっくりと食料品の買い物。2泊3日分だが、ソロなのでお気軽メニューである。12:00には洪庵キャンプ場に着いた。mIKEさんがすでに到着していてテントを張り、テーブルを出し、丁度コーヒーを淹れているところだった。『いやいやどうも。それにしても富士山が綺麗ですねぇ』と挨拶をし、僕も早速テントを張る。富士山を眺めながらコーヒーを飲んでいるとHOPEさんが到着。HOPEさんは豊田からの参加である。いやいやお久しぶりと挨拶を交わす。

mIKEさんとHOPEさんが自転車で散歩に出たので、サイトは僕一人になった。まずはスーパーで買ってきた食料でお昼ご飯である。まだ日が有り、テーブルを日溜まりに起き、富士山を眺めながらの昼食は、贅沢な時間だった。食事を終え、少し寒くなったので早速焚き火を始める。今日は家の裏に積んであった梅を大量に持ってきたので、それを燃やす。小菅から持ってきていたヒノキを少し割り、まずは大きな熾きをつくり、しばらくほって置いてもよいくらいの大きさの焚き火にし、焚き火をそのままにして湖岸に降りた。

キャンプ場は湖岸から見ると高台の上にある。湖岸に下りてみると、富士山は一段と目の前に広がる感じである。<そうだ、ここで食後のコーヒーにしよう>と思い、イスとバーナーを持ってきてお湯を沸かす。入れたコーヒーをマグに入れイスに腰掛けながら、真正面の富士山を眺めて、コーヒーを飲む。『いや〜、それにしても美しい富士山ではないか!』と、声に出して独り言を言ったら、そんな景色を独り占めしている自分がなんだか嬉しくなって、『はははは・・』と思わず笑ってしまった(笑)。五千円の富士山の実力である。

ポタから戻ってきたmIKEさんと赤富士になり、日が落ちるまで湖岸で富士山を眺めていた。上にあがるとtakudenさん一家、浅太郎さんとおりえちゃんも到着してサイト作りだった。一段落して焚き火にあたっていると、佐伯ご夫婦も到着。今回の全メンバーがそろった。

夕ご飯は飯盒で飯を炊き、肉を七輪で焼き、お昼の残りのメンチカツをおかずにした。炭で焼く肉も、飯盒のご飯も、実に美味い。食後のコーヒーを楽しみ。後は焚き火を盛大に燃やしてなんやかんやと遅くまで話した。

寝たのは12時くらいだったろうか。気温はそれほど下がることもなく、−4、5度くらいだったのかなぁ。

☆1月13日(日)  

富士山から上がる朝日を撮影しようと、ほんの少しだけ早起きをした。湖岸には朝日を撮影しようと狙っているカメラマンが沢山いた。僕は火をおこし、焚き火をしながら<ダイヤモンド富士>を待つ。1月の本栖湖しては風もなく、その割には放射冷却も少ない朝だったが、やはり午前6時の気温は低い。焚き火の暖かさが心地よい。

暫くすると朝焼けが始まった。ほんの一瞬だったが、雲が真っ赤に染まり、実に美しい富士が見られた。少しすると今度は雲の隙間からキラリと太陽が現れ、その光が湖岸に金色の帯を映す。ワーっという歓声が期せずして上がる。太陽がすっかり上がってしまうと、いつもの富士山である。

朝御飯は昨日沢山炊いて残ったご飯でチャーハンを作った。昨日の買い物の時にキャンプ用の小さなフライパンを購入してあったので、早速使ってみたのである。卵だけのチャーハンだっただが、なかなか美味しいチャーハンができた。この直径20cmのフライパンは、なかなか使いでが良い。煮物、揚げ物、炒めのもと何でも使える。ソロキャンに打ってつけで、もっと早く使い始めれば良かったなぁ・・などと思ってしまった。コッヘルよりも便利かもしれない。

朝食が済んで一段落したら、薪拾いである。昨日mIKEさんとHOPEさんがポタに出かけた時に、赤松を間伐して捨ててあるのを見つけておいてくれたので、それを拾いに行くことになった。僕の車の上段の荷物を全部下ろし、ブルーシートで養生出来るようにして出発。mIKEさんとHOPEさんは自転車、僕、浅太郎さん、佐伯夫婦は車。

湖岸を5分程走ると、冬季閉鎖中のキャンプ場の林の中に間伐した赤松を1.5mほどにタマ切りしたものが積んである。本当は勝手に持ち出してはいけないのだろうが、どうみてもこのまま腐らせてしまう感じだったので、全員で車に積み込む。間伐してから1年は経っていそうであるが、4、50年生はあろうと思われる松は結構重たかった。それでも10本ほど積んでキャンプ場に戻った。

さっそくチェーンソーでタマ切りを始める。チェーンソーのメンテが悪く、刃の目立てを暫くしていなかったため、ぜんぜん切れない。それでもなんとかタマ切りを進める。佐伯さんも『ちょっとやらせてください』と初めてのチェーンソーに挑戦する。もう少し切れ味の良い状態で切った貰いたかったなぁ。

あらかたのタマ切りを終え、いよいよ今回のキャンプで一番やりたかった薪割りである(笑)。ただ、松はなかなか割れない。いつものヒノキやコナラのようにはパカンパカンと行かず、結構汗をかいた。

一休みしていると、間伐してサイトにゴロンと転がしてあった唐松の大木を、浅太郎さんがチェーンソーでタマ切りを始めた。直径が70cmくらいあり、あまり太すぎて、昨日僕が途中でめげてしまっていたものである。浅太郎さんはなかなか巧みなワザでついに切り終えた。さすがである。

全部の薪割りが終わってみると、<はたしてこれを全部燃やしてしまうことができるかなぁ・・>と、いうほどの薪ができた。なんとも贅沢な気分である(笑)。

夕方まで焚き火の回りで過ごし、HOPEさんが一足先に帰ることになった。『またお会いしましょう』と挨拶をして分かれた。これから豊田市まで長道中である。続いてmIKEさん、佐伯ご夫婦と帰り、サイトは3家族になった。少し寂しくなる。

夜は、ふんだんにある薪をこれでもかというくらいに燃やし、とにかくこんな沢山の薪を燃やしたのは久し振りだなぁと思えるほどの量だった。幸せである(笑)。

今朝が少し早起きだったということもあり、10時を過ぎたら眠くなってしまった。焚き火で体を温め、寝酒にすこしだけワインを貰いシュラフにくるまった。

アッという間に寝てしまった(笑)。