☆11月15日(土) 正丸キャンプ場で間伐

ゆっくり起きて、7:50に家を出る。紅葉のシーズンも終盤で、道は空いていた。 滝山街道〜五日市街道〜梅ヶ谷峠〜吉野街道〜軍畑〜成木街道と走って名栗村 を抜け、山伏峠を越える。 車自体が少なく、信号の無い道が多いので時間的にはずいぶん早く感じた。9:10 にはキャンプ場に到着である。

まだ、誰も来ていない。入り口のゲートが閉まっ ていたので手前に車を止めて、まずは珈琲を淹れる。飲み終わる頃にkurooさんが到着。すぐ後にハミさん、岡田さん、佐藤さんが到着。珈琲を飲んでいるう ちに関根さんも到着。杉田さんも到着して、準備体操をして、山に入る。

といっても、キャンプ場の裏山なので小菅と違って現場までが大変楽である。 車はキャンプ場のなかだし、作業の基本を覚えていくにはうってつけの場所な ので、この作業時に新しい人たちの<瀬音の森>への参加を募ってみるのがい いのかなぁ・・・など思っていた。

午前中、関根さんと僕は急斜面の間伐を単独でやった。小菅の斜面と違って、一旦足を滑らせたら下まで落ちていきそうな急な斜面である。枝の重みもあっ て、真横に倒すのが至難の業である。結局真下に倒してしまい、枝打ちの作業がとてつもなく大変になってしまう。まして掛木になってしまうと、落とすの が危険で重労働になってしまう。

お昼をはさんで午後は急斜面の作業なので、ロープを伐採する木に掛け、チェーンソーである程度切れたところをみんなで引っ張るという作業を繰り返した。これがおもったよりスムーズに作業が出来、かつ安全で、小菅でもこの方法が以外と効果的かもしれないと思った。

3時には間伐作業を終了。下で杉の皮むきをしていた岡田さんと佐藤さんは体をそれほど動かす作業でもないので、寒かった!と言っていた。道具を片づけ、みんなは温泉に出かけた。僕は残って焚き火。
   

        

2時間ほどでみんなが戻り、食事の始まり。僕は例によってパスタを作り、それから、あれやこれやといつものご馳走が並び大満足の夕食だった。アルコールのピッチが早かったのか、みんな早く寝てしまい、珍しく僕一人が起きていて最後の焚き火を見届けてテントに入った。渓流の音を聞きながらテントで寝るのは9月の岐阜で、双六渓谷キャンプ場に泊まったとき以来である。なんだか、いい気分で寝入った。

☆11月16日(日) 薪割りをした

朝、目が覚めたら霧の海だった。テントから首だけ出してタバコを吸う。相変わらずこの時間が好きだ。しばらくボーっとしていたら関根さんが起きてきた。おはようございますと挨拶をして起き出す。まずはテント中を片付け、フライを外す。インナーは濡れていないのでそのままたたみ、フライだけは後で太陽が上がったら乾かすつもりでそのまま車に積んだ。

管理棟に行って、珈琲を淹れる。岡田さんと佐藤さんが起きてきて一緒に珈琲を飲む。街と違って水が違うと言うこともあるのかもしれないが、こんな場所での朝の珈琲はホントに美味い。

みんな起きだしたので、朝御飯の用意をする。昨日のキノコ汁えウドン。食事を終え、そろそろみんなは帰り支度である。みんなで記念撮影をした後、杉田さんも用事があって出かけるというので、僕は杉田さんが戻るまで一人残って留守番をする事にする。みんなを見送って、珈琲をもう一杯のんで、薪割りにかかる。

駐車場にころがっていた皮を剥いてある杉をまずチェーンソーで玉切りにする。とりあえず材はこれしかないので丁寧に切っていく。玉切りしたものを管理棟の前まで2個ずつ運んだ。車で運べば一度で済むが、時間もあるので、テクテク歩いて全部運んだ。

焚き火に薪を足して一休みして、いよいよ薪割りである。斧を振りかぶって思いっきり振り下ろす。乾燥している杉なので、パカーン!と気持ちよく割れていく。半分にした材は、グレンスフォシュだと、もう振りかぶることなく片手で割れてしまう。手斧を出しても良かったが、面倒なので斧の付け根を持って手斧代わりにして割っていった。

ゆっくり時間を掛けて割り、途中で何度か休憩を入れて、ホントに楽しみの薪割りだった。生活の為の作業ならばこんな楽しむ余裕は少ないかも知れないが、別に義務でも生活上の必要性でも無いわけで、なんとも楽しい時間だった。割った薪はログハウスの軒下に綺麗に積み上げていく。小さい頃田舎でやった薪割りのときは、この積み上げる作業が面倒だった気がしたが、これはこれで、いまやると、やっぱり楽しい。

あらかたの作業が終わり、ログハウスの前を少し綺麗にして、あとは杉田さんが戻るまで薪を足しながら焚き火を楽しんだ。


これからここ秩父での作業も少し増えてきそうなので、小菅と秩父、両方で薪割りと焚き火が楽しめそうだ。