2003.11.23 薪割り


☆11月23日(日) 小菅で薪わり

昨日たくさん寝たので、早く目が覚めた。二人は起こさずに出発。朝が早いと、道はさすがに空いていて気持ちが良い。五日市街道を抜け、日の出から青梅に入る。梅ヶ谷峠を越えるまで秩父にしようか、小菅にしようかと迷っていた。吉野街道に入って、やっぱり小菅にしようと決めた。

古里のコンビニで食料を調達。一人のキャンプの時、最近ではスーパーで買い物をしないでコンビニで済ませることが圧倒的に多くなった。沢山で出かけるときは、さて何を作ろうか・・・などと考えることもあるが、一人のキャンプでは食事に凝って料理そのものを楽しむということが無くなってしまった。思い出したように、何か外でしか作れない物を・・・などと考えることもあるが、野遊びも第二ステージという感じだな。

途中の奥多摩湖が紅葉ドンピシャで、車を止めて何枚か撮影した。船木山荘の前に車を止めて、ザックに荷物を詰め込む。山荘の前はまだ日が当たっていないので霜で真っ白だった。今夜は寒くなりそうなので、下着を余分に詰めた。小屋に向かって登り始める。相変わらず息がきれるが、それでも休憩無しに一気に小屋まで上がった。小屋のすぐ下にあるミズナラがちょうど色付いて、綺麗だった。写真を何枚か撮って小屋に到着。

ザックを下ろし、小屋を開け、ポリタンクを持って水場へ。ポリタンに水が溜まるのを待って腰を下ろしタバコに火を点ける。気温が低いので登ってきたときの汗が引いていく。水のチョロチョロ流れる音を聞きながら、林を眺めながらタバコを吸う。いつも思うが、この時間がなんとも素敵な時間だ。しっとりとした空気に、ヒノキの林の香り。癒されるなぁ・・・。

小屋に戻って、さっそく丸太を集める。前回は小屋より下の間伐材を集めたので、担ぎ上げる作業がたいへんだった。その反省から、今日は上にある間伐材を下ろすことにする。まずは、2mくらいに切って担げる長さにする。ある程度たまったら、今度はそれを一本ずつ担ぎ下ろす。斜面を10数回丸太を担いで往復した。こりゃぁ、体力トレーニングになるぁ・・と、汗をかいた。

今度はそれを小屋までまた運ぶ。また10数回の往復。なんとも力仕事である。いったん休憩をして焚き火を始める。なるべく薪を燃やさないで、ヒノキの枝を集め火をつける。だれも居ないのでぞんざいな焚き火だ。枝を山のように積み上げて、沢屋さんがやるような焚き火にした。この方法はやたら煙がでるが、手が掛からなくて楽な燃やし方だ。枝や薪がふんだんにあって、回りに人が居ないときは、この方法がいい。

休憩を入れて、玉切り、薪割りとお昼までやった。昼ご飯を食べて、3時まで。結構の量の薪が出来た。あとはもうノンビリである。前回、ハミさんが小屋の中を綺麗に掃除して片づけてくれていたので、快適である。西木村から送って貰った炭が上げられていたので、それで七輪に火を熾す。小屋の中はぬくぬくである。今回はテント泊をするつもりでテントを担いであがったが、この暖かさを作ってしまったら、もうテントはよくなってしまった。

めずらしく10時過ぎまで起きていたが、ビールを1本飲んだら、こてっと寝てしまった。炭火が暖かくて、なんとも快適な夜だった。