2005.07.09-10   正丸オートキャンプ場で遊ぶ


☆7月9日(土) 窯が・・・

滋を5:00に起こし、また寝た。結局9:00を回ってから正丸オートキャンプ場に向った。それほどの渋滞でもないが、朝早くよりは車が多く、2時間ほどかかった。キャンプ場に着くと、杉田さんはユンボで下の奥のサイトを整備していた。声をかけると、降りてきて『窯・・・穴があいっちゃったよ・・』。


二人で見に行く。屋根のちょうど真上あたりに穴があいている。予想していた訳ではないが、思ったより自分の中に驚きが生まれなかった。気持ちのどこかに”こんなこともあるかもしれないなぁ・・”というのがあったような気がしている。


窯の横に上り、窯の様子を手で確かめていたら、ついていた左手の部分がガラッと崩れ、あわててついた右手も崩れ、釜の中に落ちてしまった。ポッコリあいていた穴が、窯半分の大きさになってしまい、着ていた服が土ぼこりまみれになってしまった。やれやれだ。


杉田さんに笑われながら窯からあがり、いろいろ要因を話す。何よりも、大丈夫に見えたあそこの土の質が窯には不適だったということだ。本来なら、焼きあがると耐火煉瓦のように硬くなるはずのところが、今回は焼いてもポロポロと脆く崩れてしまう。見た目は良質の粘土に見えたが、分からないものだなぁ・・・。

まぁ、これもいい勉強だ。またやればいいさ。今度は杉田さんの自宅近くにある粘土を軽トラックで運んで作ろうということになった。この土は、杉田さんが自宅近くで実際に作った窯と同じものだから、間違いはないと思う。その窯を2月に見せてもらい、もう15年も持っているとのことだったから大丈夫だろう。

下地はあるし、手順もある程度は分かるので、今度の作業はこれまでよりは早くはかどるのではないかと思っている。それにしても、やれやれだ。



お昼を食べてから、一人で花を撮ったり、焚き火をしたり。ノンビリ過ごした。夜は新しく出来たログハウスのほうを使って良いとのことだったので、荷物を運び込む。飯ごうでご飯を炊き、青梅のスーパーで買ってきた惣菜で晩御飯。

    
    

夕方から雨になり、気温も下がってきたが。焚き火にあたりながら蛍を待った。

20:00近くに、まず一匹目が橋のあたりをスーっと飛んだ。思わず『あっ! 飛んだ!』と声が出る。北海道では蛍を見なかったので僕にはとても珍しい。そうこするうちにあちこちで飛び始めた。橋の上のほうから、キャンプ場の端まで川中に飛んでいる。なんとも幽玄な眺めだ。一組だけ来てキャンプしていた家族に声をかけて呼んでくる。1時間ほど、雨の中ではあったが、蛍の群舞を眺めていた。


ログハウスに戻り、もって行った本を読み出す。
雨の音を聞きながら、う〜ん、なんとも幸せな気分だななぁ・・と思いながら眠りについた。






☆7月10日(日) 久しぶりにタマ切り

ゆっくり起きた。7時まで寝ていた。夕べは早くに寝たので、ずいぶん睡眠時間が確保できた。珈琲を淹れて飲む。久しぶりにフィールドで飲む珈琲だ。杉田さんも起きてきて、火を熾す。蛍が飛ぶというのに、焚き火がちょうどいい気温というのは、なんだか不思議な感じだ。


炭窯の作業も無いので、久しぶりに薪割りをしようと思い、まずは杉のタマ切りをする。チェーンソーをブンブン回して、3mほどの杉を3本切った。一休みしてお茶をいただく。じっとしていたらそれほどでもないが、体を動かすと汗が出る。


結局、タマ切りしたものを積み上げて、薪割りは次回にすることにした。本当は半分くらいは割って帰ろうと思っていたが、腰の調子がどうも良くない。また骨盤が開いているような感じだ。肘が良くなったら、今度は歯が悪くなり、歯の治療も目処が立ったら、今度は腰だ。しみじみ、歳だななぁ・・。こうやって、あちこちにガタが来ながら・・・だな。


11:30にキャンプ場を後にした。億劫な気分もあったが、やはり来て良かった。仕事のストレスは、やはりこんな場所じゃないと解消されないなぁ・・・と、実感。

家に帰ってシャワーを浴びて、昼寝。この時間がまた、何ともいえない幸福な時間だ。しかし、腰の痛みが普通じゃない。シャワーを浴びた時に鏡に映った姿をみて、ぎょっとした。体の線が曲がっているのが、はっきり分かるほどだ。

明日は、幸阪治療院に行かなくちゃだ。