2004.01.10-11  小菅で間伐作業

☆1月10日(土) 小菅で間伐
7:00に家を出る。途中、古里のコンビニで食料を調達して小菅へ。9:00に船木山荘に到着。結局2時間かった。やっぱり正丸に行くよりは時間がかかる。寝袋を詰めたりして小屋に登る準備をしていたらkurooさんが到着。ふうふう言いながら小屋に登る。

小屋を開けてポリタンクを持って水場へ水を汲みに行く。それほど気温は下がっていない気がしたがそれでも水場の回りに落ちている杉の葉に付いた水が凍っていた。

午前中は、前回玉切りしておいたヒノキを薪割り。新しく割った薪を古いものに積んでいくと、乾燥した薪が下になってしまう。急遽、小屋の横に新しい薪を積む場所を作り積み上げる。午前中は薪割りで終わった。お昼を食べた頃にハミさんとしゃあさんが到着。


午後は、新しく整備したテン場の下のあたりを間伐する。昨年すこしだけ伐ったあたりだが、まだまだ伐らなくてはいけない木がたくさんある。テン場を中心に南から東南の斜面にかけて7、8本伐って午後の作業は終わり。密生しているため、伐った木は一本残らずかかり木になってしまい、1本倒す時間が思ったよりかかってしまう。ある程度間伐が進めば、もう少し倒しやすくはなっていくと思うが、ここしばらくはこんな調子の間伐作業になりそうだ。

少し早めに作業を切り上げ、ハミさんは小菅の湯に入りに山を下りた。タフだなぁ・・と思う。焚き火を大きくして、炭を熾しあれこれ料理にかかる。メインはkurooさんが奥多摩で買ってきた猪の肉を使ったシシ鍋。僕が持っていった凍らせておいた鹿の肉は一日焚き火のそばに置いてやっといい具合に解凍できた。生姜をすり下ろした醤油で刺身で食べる。これが、やっぱり美味い!


ミさんも風呂から戻り、小屋の中で飲み始める。ハミさんが持ってきた70年代のフォークソングのCDをかけ、あれこれ盛り上がる。炭の暖かさが眠気を誘う。途中、一酸化炭素の影響なのか少し頭が痛くなる。小屋はすき間だらけで換気の心配はいらないと思っていたが、やっぱり念のため窓を開けて換気しながら過ごす。

寝酒の焼酎を少し貰って飲む。良い気持ちで、シュラフに潜り込んだ。やっぱり、小菅の小屋はいいなぁ・・。






☆1月11日(日) 間伐の続き
6:50くらいに目が覚める。起きだしてまずは焚き火を燃やす。熾きは残ってはいなかったが、昨日、充分地面を燃やしてあるので土は乾燥している。ナタを使うのが面倒なので、ヒノキの皮を薄くはいで直接火をつける。手抜きの焚き火だがそれでもすぐに燃え上がってくれた。空気が乾燥しているのもあるし、薪が乾燥しているということだろう。

火が大きくなる頃にはみんな起きだしてきた。まずは珈琲を淹れる。ドリッパーを忘れてきたので、ビールのアルミ缶をナイフで半分に切り、それにフィルターを入れて珈琲を落とす。なかなか美味い珈琲だ。

朝食はパスタを茹でて、カルボナーラを作る。ちょっと手抜きの作りだったが、まあ美味しくできた。一段落して、今日の間伐作業。昨日の続きである。テン場から東南方向に、何本か伐り倒していく。相変わらずかかり木になってしまい、株から切り落として地面に落ちた木を4人で倒す方向とは逆方向にロープをかけてひきずり、一定角度にしてから倒していく。
   

かかり木になった状態で、kurooさんとしゃあさんがなんとかそのまま倒そうと木を押していたら、株から木が外れて落ちて、押していたkurooさんがバランスを落として、転がってしまった。斜面を一回転するほどの勢いだった。ヘルメットを被っていなかったら、怪我をしたかもしれない。密生の林の間伐は大変である。

    
結局、10本ほど伐って今日の作業はお終いにした。小屋までおりて昼食の準備。野菜炒め、昨日のシシ鍋の残り、雑煮、フレンチトースト。なんともバラエティー豊かな食事だ。

食後、後かたづけをして小屋を下りる。いつも思うが、何とも言えない充実感の残る作業だ。楽しかったなぁ。