2005.05.19〜20日  炭窯作り 第二回目


☆3月19日(土) 窯作り二回目の作業 - 1日目 -

三連休の初日、お彼岸と重なったので道路の渋滞が予想される。6:10と、少し早めに家を出た。中央道を横切る時、下を見るともう車の量が多い。それでも滝山街道から青梅までは殆ど渋滞は無かった。いつものコンビニで昼食を購入。あとは軍畑〜名栗村のコースで峠道が多いので殆ど車は走っていない。1時間ちょっとで正丸に到着。杉田さんもまだ来ていなかった。


ロッジの前が先週運んだ杉の枝や葉が散らかっているので掃除。薪割りをしながら杉の葉を燃やす。盛大な煙を出して燃え上がる。葉を燃やすと、どんな葉でも煙が出るが、この杉の葉を燃やした時の白い煙はなんともわくわくしてくる。薪割りをして少し汗をかき、今日の作業の準備運動だ。


杉田さんが到着。焚き火にあたりながら話していると、森林インストラクターの吉田さんが到着。程なくして、kurooさん、関根さん、安谷さんが到着。タンポポさんが少し遅れて到着。


午前中は、先週掘った穴を大きくする作業と窯の中心に据える煙突用の穴を掘る作業。kurooさんは、先週の肋骨骨折であんまりハードな作業が難しいので、ユンボを使い、窯の屋根用の材をとるための3.5mの杉をロッジまで運ぶ作業。なかなか巧みな運転で、丸太を全部運んでしまった。


ツルハシとジョレンを使って煙突用の溝を縦に掘っていく。幅30cm、奥行き50cm、高さ1.5mの溝を午前中かけて掘った。掘り出した土をジョレンで掻きだし、スコップで穴の外に出す。またツルハシで溝を掘り下げていく。なんとも重労働だった。溝が出来上がったところでちょうどお昼になった。


ロッジに戻り、めいめいでお昼ご飯。焚き火にあたりながらノンビリ過ごす。この時間がなんともいい。



午後はまず薪割り。といってもいつもの薪割ではなく、窯が出来上がったところで乾燥させるために一晩燃やす杉材を割っていく作業である。1mのタマ切りを割るには、立てて上から斧で割るわけにはいかない。杉を何本か並べて杭で固定し台を作り、その上に丸太を載せてクサビを使って割っていく。

関根さんがグレンスフォシュのクサビを2本持ってきてくれた。僕も1本持っているので3本のクサビを使う。まずクサビを杉の真ん中に軽く打ち込む。それを鉄のハンマーでがんがん打ち込んでいくのだが、ハンマーを横に打ち込む作業は腰の負担が大きい。何本か割ると汗が出てくる。


吉田さんとタンポポさんは斜面に落ちている間伐後の杉の枝を整理しながら拾い集める作業。枝がたまっていくにつれ斜面がどんどん綺麗になっていく。この調子で少し落ち葉がきでもしたら、ニリンソウ、カタクリ、セツブンソウなどが生えてくれるのではないかと話した。森林ボランティア活動の範疇としては、炭窯作りと平行してそんな作業も出来たらいいなぁ・・と思う。


薪割りをして、窯の穴を広げ、煙突用の溝を掘り、kurooさんが買ってきてくれた素焼きの煙突をはめ込んでみて今日の作業は終了。

夕食にじゃが芋をベースにしたピザを焼いた。じゃが芋を15個、チーズ1.3kg、ウィンナー10本、スライスハム5枚、ベーコン200g、アンチョビの代わりに鯖の水煮とシーチキンに塩をたっぷり振ってそれぞれ一缶。これを鉄板に載せる。

焼き方がちょっと変わった方法。十分に燃やした焚き火の熾きをスコップで全部よける。焚き火の下は地面が地下30cmは焼けているので、その上にチーズを載せてアルミホイールでくるんだ鉄板を載せる。ピザ窯の要領である。ある程度鉄板を焼いたら、今度はその上によけて置いた熾きをかぶせていく。この時間が微妙で、時間を置きすぎると焦げてしまうし、短いとチーズが溶けずに上手く焼けない。
   
2回焼き直しをして、なんとか出来上がる。具を盛りすぎて山盛りにしてしまったために、アルミホイールにウィンナーが焦げてくっついてしまい、ちょっと不満足な出来ではあったが、それでもなんとか形になった。上の材料すべてが8人で完食。次回はもう少し上手くできるかな。



今日は外にテントを張って寝ることにした。テント泊もずいぶん久しぶりだ。寒いと思い、シュラフを重ねて寝たら、夜中に暑くて目が覚めた。冬キャンをしばらくしていないと、感覚がずれてしまっているなぁ・・・・と少し情けない気分。

それでも、なんだか幸せな気持ちでテントで眠った。

☆3月20日(土) 窯作り二回目の作業 - 2日目 -

いつもの時間に目が覚める。まだ少し眠いなぁ・・・とうつらうつらしていると、パカーン!と薪を割る音がする。う〜ん誰だろう、早起きだなぁ・・・テント泊は久しぶりだし、もう少し眠りたいなぁ・・と思っていると、『すませ〜ん、渡部さんという方は居ませんでしょうか?』
『あぁ、そこのテントで寝てますよ』
『ん!? 誰だ・・? あっ、コニタンかぁ・・・』と思って起き出す。
ということで、コニタンが早くに到着。やぁやぁと挨拶をして、焚き火に当たりながらみんなが起きてくるまで話す。朝食は稲さんが作ってくれたキムチ味のウドン。これがなかなか美味しい。焚き火の回りでみんなで食べる。kazuyaさんジッキーさんも来てくれた。


午前中の作業はあれこれだった。まずは、昨年伐してキャンプ場の入り口に置いてあったイタヤカエデの枝を窯の屋根に使うために、窯の場所まで運ぶ。けっこう大きな枝で、一人で運んだら何往復もしなければ終わらない作業だが、人数が多いとあっという間に終わってしまう。まぁ、<瀬音の森>の基本スタンス、人海戦術である。

次は窯の前面左側に土留めを作る作業と右側に階段を作る作業。必要な杉を伐り杭を作る、それをハンマーで打ち込み、横に少し太い杉を並べて土を固めていく。階段は小さな杭を打ち込み、段状にスコップで土を削り、杉を埋め込んでいく。このあたりの作業は、小菅の経験がずいぶん生きているなと感じる。

続いて、そろそろ窯の姿が見えてきたので雨よけのためにブルーシートを張る作業である。窯の横に生えている太い杉にハリを渡し、ブルーシートを紐で張っていく。まずはハリ用の杉を間伐。細い杉だが、方向を正確にするためにロープをかけて引っ張りながら伐り倒す。久しぶりに伐倒の作業でチェーンソーを回す。ロープがけから伐倒まで一人でやる。白瀧さんとタンポポさんに引っ張ってもらいながら、思った方向に倒すことが出来た。どんなに細くても生えている杉を伐り倒す作業はダイナミックで爽快感が生まれる作業だ。


その倒木を全員で抱えて窯の横に生えている杉にロープで固定してハリにする。それにブルーシートをかけ巨大なタープの出来上がりである。



午前中の作業はここまでにして、食事当番に入る。作業をしながらの食事当番はなかなか大変である。まずはご飯を炊きながら、おかずはマーボー春雨4人前、8個の玉子焼き、焼ソバ3人前、パスタ200gとシーチキンのサラダ、モヤシの漬物、ウィンナー20本をボイル、魚肉ソーセージ2本溶き卵を絡めて焼く。これを40分で一人で作る。我ながら、なかなか良い手つきじゃないかと思う。


午後は、いよいよセメントと石灰を混ぜて泥団子を作る作業、煙突の据付作業、屋根用の枝を作る作業、壁に泥団子を積み上げて平らにする作業と多岐にわたった。


      

午後3時までの作業だったが、さすがに疲れ果ててしまった。もう1泊テントで寝ていこうと思っていたが、やはり家でゆっくりしたい気分になり、テントの撤収をした。最後に焚き火の回りで少し話し、全員解散になった。


作業が非常に多く体力も消耗する作業だったが、小菅の小屋と同じで作っているものがだんだん形になって見えてくるので、なんとも達成感の残る作業だった。この調子で、一気に窯の完成を目指したいが、なかなかスケジュール調整が難しく来週は杉田さんと二人になってしまいそうだ。まぁ、ボランティア活動なので仕方がないところ。



大地のエネルギーをたっぷり貰った週末だった。